【独学?】2級建築士の製図試験対策に関して【資格学校?】

 

 

はじめに

【独学】2級建築士の学科試験対策に関して

 

前回の記事では、2級建築士の学科試験に、独学で合格した際に使用した、教材、App、勉強方法などをまとめてみました。

 

【独学】2級建築士の学科試験に合格するために必要なもの【体験談】

9月 19, 2019

 

学科試験が終わったら(当日〜1週間以内)

 

学科試験日の当日または翌日に、各資格学校(S社、N社、T社、etc…)が、解答速報問題解説を公開しているので、自己採点をすることをおすすめします。

合格基準点に関してm、各資格学校が予測していますので、そちらも参考にしつつ、基準点を超えている場合は、早め早めに、製図試験対策に移行したほうが良いです。

 

おしお

学科試験が終了してから、正確な合否結果が判明するまで、約7週間あり、そこから製図試験までは約3週間です。

その間なにもせず、合否だけを待ち続けると、他の受験生から大きく遅れを取って製図試験を受けることになります。

 

2級建築士の製図試験に関して

製図試験の概要

 

経験談として、製図試験に関して簡単にまとめてみます。

 

 

試験時間:5時間 (例年通りだと、11時〜16時)

配布物:問題用紙(A2×1枚)、製図用紙(A2×1枚)

成績評価:相対評価(受験生全体の中での、自分の答案がランク付けされ、上位の受験生から合格者を決める。)

 

 

成績評価としては、ランクⅠ〜ランクⅣまであり、ランクⅠの答案のみが合格となります。

 

補足

 

ランクⅠ:2級建築士として備えるべき、「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的な知識及び技能」を有するもの。

引用:建築技術教育普及センターHPより

 

 

【経験談】試験時間の配分目安

 

試験時間は5時間ですが、その5時間をどのように使用していくのか、戦略を立てて試験対策を行い、適宜修正を挟んだうえで、本番に望むことをおすすめします。

 

 

・(試験開始〜)1時間30分(1時間50分)

問題文の読み取りと設計(いわゆる、エスキスと呼ばれるもの)

計画の要点の下書き

各種面積の計算

 

・10分

見直し(読み取りミス、設計ミスを行っていないかの確認)

 

・試験終了10分前まで

製図(平面、立面、断面、断面詳細、屋根伏)

計画の要点、面積表の記述

 

・ラスト10分

見直し or (図面の描き込み)

 

 

おしお

このような戦略を立てていても、本番試験には魔物がいて、時間通りにいかないこともあります。(そうでした…。)

なので、エスキス約2時間製図約3時間という心持ちで、対策を積み重ねていくと良いと思います。

(全ての図面、要点、面積表が記入されていないと、ランクⅠは厳しいとの噂もあります。)

 

製図試験に必要な道具、製図用文具

 

 

製図試験に必要と思われるものを列挙しました。

製図用シャープペンシルは2種類もしくは3種類(0.5mm,0.7mm,0.9mm)を使い分けたほうが、線にメリハリのある図面になります。

その他に関しては、必要なものを適宜、用意していくとよいと思います。(消しゴム、マーカーなど)

 

 

 

 

 

独学でいくのか、製図学校に通うのか

 

独学でいくのか、資格学校に通うのか。

学科試験を独学で合格した自分としてはかなり迷う選択でした。

 

周囲に、建築士の資格を持っている人図面を添削してくれる人がいて、的確なアドバイスがもらえる場合は、独学でも良いのかもしれません。

独学の場合は、製図の描き方を学び、とにかく問題数をこなすエスキスの引き出しを多く持つ作図スピードを早くする。これに尽きると思います。

 

私自身は、初受験でかつ、木造の知識や図面の描き方の知識や技術が不足していたので、資格学校に通うことにしました。

 

おしお

資格学校に通う際には、受講料を払うのですが、その分、合格しなければ!という気持ちが強くなり、結果として、資格学校に通ってよかったと思っています。

(結果にコミットする、某トレーニングジムと同じ効果だと思います。高い受講料を払ったからこそ、頑張れたのかもしれません。)

 

資格学校に通ってみて感じたメリットとデメリット

 

メリット

 

  • 同じ試験に向かう受講生がたくさんいるので、アドバイスを受けたり、相談したり、真似したり、精神的な部分、技術的な部分で支えてもらえる。
  • 図面の描き方、計画の要点の書き方などを教えてもらえるので、効率よく試験対策が行える。
  • 本番試験までにこなす問題数が、必然的に多くなる。(約15〜20課題)
  • 問題文中の、トラップ(誤ると一発OUT)や、気をつけなければならない箇所が明確になる。
  • 模擬試験がある。(約2回)
  • 試験本番までコンスタントに対策ができる。
  • 試験終了後には、答案の結果・採点をしてもらえる。

 

 

デメリット

 

  • (受講料が高い。
  • 週に1回、1日中予定を開けておく必要がある。
  • 宿題・課題があるので、講義日以外でも時間を確保する必要がある。
  • 製図板の持ち運びが大変。

 

 

資格の学校ということもあって、対策とフォローはとてもしっかりしていて、安心して試験に臨むことができました。

講義が、週に1回で丸一日あるのと、そのために宿題をこなさないといけないので、学校以外での勉強時間は週に20〜30時間程度でした。(社会人の方でも週に10〜20時間は確保していました。)

 

おしお

製図試験の対策をしてみて感じたことは、まとまった時間(3〜6時間)が、週のうちにどれだけ取れるかが大切だということです。

学科対策はスキマ時間に勉強ができたのですが、製図対策は図面を一通り描くというトレーニングの繰り返しなので、ある程度まとまった時間が必要です。

 

試験本番までのスケジュール

 

学科試験後〜1ヶ月(お盆まで)

 

  • 平面図、立面図、断面図、小屋伏図、断面詳細図の描き方を学ぶ
  • 各図面に対しての目標時間内に描けるようにトレーニング(描きまくる)
  • 問題文の読み取り方、エスキスのやり方を学ぶ
  • 問題文の読み取り〜エスキスまでを目標時間で解けるようにトレーニング
  • エスキスのパターンの引き出しを多くする

 

お盆明け〜9月まで

 

  • 応用的な課題のエスキス
  • 引掛け問題、トラップ問題の対策

 

9月〜試験本番まで

 

  • これまでの総復習
  • 5時間以内に一通り描ききるというトレーニング
  • エスキスの引き出しをひたすらに増やす

 

 

お盆までには図面の基礎を一通り学び、そこから本格的にエスキスの対策に入ります。

お盆以降は、本番を想定したトレーニングを繰り返し行い、制限時間内に描ききること、作図のスピードをあげることを中心に取り組みながらも、応用課題の引掛け問題・トラップ問題をこなしていました。

 

おしお

本番の試験までにこなした問題数は、16課題でした。

エスキスに対して不安があったので、他の資格学校の課題を入手して解いていたりもしました。

 

独学で試験対策を行う場合…

 

資格学校に通う受験生に対して、試験本番までに解く問題数が少なくなってしまうので、それを補うために、市販のテキストを使用することをオススメします。

 

 

各資格学校から対策用のテキストが出ていますが、その年の試験課題に対応したテキストが出版されるのが、試験のある年の6月〜7月以降なので、その年の課題に応じたテキストを購入するようにしましょう。

 

まとめ

 

資格学校に通い、人並みの努力と対策をした結果、無事に試験を終えることができました。

建築士の資格取得は、想像した以上に大変なものでしたが、自動車免許を取得する時と似ていると思います。

正式な結果発表までは、あと2ヶ月あるのですが、いまは気持ちを切り替えて1級建築士の勉強に取り組んでいます。

限られた時間のなかで、適切な対策と、まとまった時間を取って対策をすれば、合格するのにそこまで難しい試験ではないと思います。

 

 

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おしお

現在、デンマーク留学中の、建築を学んでいる大学院生(意匠系)。 都内ではピストバイクを使って移動しているので、デンマークの都市計画(自転車政策)について関心を持っています。 このブログでは、トビタテ!留学JAPAN,デンマーク留学,フォルケホイスコーレ,建築,国内・海外旅行,ピストバイクに関する情報をみなさんに共有します!